真言(マントラ)と音魂(アルケミーボウル)が綾なす救済と覚醒への祈り Yutubeにアップされて以来、500万以上のアクセスを誇るオランダのマントラ・マスター、ハイン・ブラートによる「
マハ・ムリチュンジャヤ・マントラ」と、アルケミー・クリスタルボウルの第一人者牧野持侑と杉本直之の美しいコラボレーションが、より深い祈りと瞑想の世界を創りあげました。
『レクイエム』発売に寄せて。牧野持侑(解説書より抜粋)
ハイン・ブラートさんのマントラ入りコラボCD「Requiem~レクイエム」が、紆余曲折を経てこのたびリリースされることになりました。
5年程前、東京にある池上・實相寺での覚醒浴コンサートに来てくれた知人にダライ・ラマ14世のマントラですと言われて渡された1枚のCD-Rがきっかけとなっています。実際にはマントラの声の持ち主は法王ではなく、ハイン・ブラートさんでした。
ハインさんはオランダ人の演奏家で、長年にわたるハタヨガやクリアヨガの実践を通してマントラに触れ、これまでに5枚のマントラのCDを発表していますが、初めてその歌声を聴いた時の深い心の安らぎと至福感は忘れられません。
2011年3月、未曾有の東日本大震災が発生します。そして震災後にプロデューサーの磯田さんと話し合い、犠牲者と多くの見捨てられた動物たちへの鎮魂と哀悼の意を込めたCDを作りたいと言う想いをハインさんにお伝えしたところ、快諾してくれてこの「レクイエム」が生まれました。
ハインさんの詠唱する「マハ・ムリチュンジャヤ・マントラ」は、万物を支え養うとされるシバ神の強大な力で、私たちが死や病を克服し、からだと心と魂が死の輪廻から解放されることを祈願する、ヒンドゥー教で最も神聖なるマントラの一つです。ハートを開いてマントラを聴き、また熱心に唱えることによって、「魂のカルマを浄化し、精神的、感情的、肉体的な健康を得ることが出来る」とも言われています。
ハインさんのマントラの取り組み方は、伝統的なヒンドゥーの節や抑揚をそのまま使うのではなく、まずサンスクリット語の持つパワフルな言霊を最大に活かして、原語の発音を忠実に守りながら、浮かび上がってくる彼独自のメロディーをそれにのせると言うもので、通常の音楽のように、単にメロディーに言葉をあてはめる手法とは異なっています。
「レクイエム」はこれまでのCD倍音浴シリーズのようなソロの演奏ではなく、杉本直之君がアルケミー・クリスタルボウルで加わったデュオの作品です。
二人が選び抜いた多数のボウルを使い分け、互いに共鳴させることにより、低音域から中高音域、倍音域までのバランスの良い共鳴音や増幅されたダイナミックな音を奏でることが可能となりました。
Maha Mrityunjaya Mantra
マハ・ムリチュンジャヤ・マントラ
Om Tryambakam Yajamahe
Sugandhim Pushti Vardhanam
Urvarukamiva Bandhanan
Mrityor Mukshiya Mamritat
オーム トリヤンバカン ヤジャーマヘ
スガンディン プシュティ バルダナム
ウルバール カミヴァ バンダナン
ムリティヨール ムクシィヤ マームリタァ
マントラ大意
敬虔な祈りを捧げる者には魂の浄化が訪れ、
神の名において、こころと身体の健康が約束されるであろう。
【収録曲】
1.マハ・ムリチュンジャヤ・マントラ 31:19
Maha Mrityuniaya Mantra
2.祈り 24:23
Prayer
Total Time:55:40
【演奏】
牧野持侑(アルケミー・クリスタルボウル、クリスタルピラミッド、ゴング)
杉本直之(アルケミー・クリスタルボウル)
ハイン・ブラート(マントラ)
録音場所:熱海 起雲閣
録音年月日:2013年7月1日、2日
録音/マスタリング:杉本一家(Victor Creative Media)
撮影:依田恭司郎
プロデュース:磯田秀人(ピンポイント)
発売元:
株式会社 ピンポイント